子どもの進学費用に使える学資保険。我が家で加入を見送った理由

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子供の教育資金として積立が可能で、大学や専門学校の進学費用などに利用できる学資保険

子供がいる家庭にとっては非常にメジャーな金融商品だと思います。

我が家でも子どもが生まれたので、当然加入を検討しました。

しかし、様々な点を考慮した結果、我が家では保険に加入しないことにしました。

と言うわけで、今回は学資保険の内容についてふれた上で、なぜ我が家で学資保険の加入を見送ったのか説明したいと思います。

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学資保険とは

まず最初に学資保険とはどういうものなのか説明したいと思います。

学資保険子どもの教育資金の確保を目的とした保険のことで、毎月決まった額の保険料を払い続ければ、祝い金や満期学資金として子供の年齢に合わせた給付金が受け取れる保険です。

祝い金や満期学資金は商品によって受け取れる時期を選択でき、子どもの大学進学時の資金に充てたい場合は高校を卒業時に受け取り時期を設定すれば、その資金を確保できるというわけですね。

そして、学資保険は「保険」というだけあって契約者(基本的には親になると思います)に万が一の事態が起きてしまった場合、それ以降の保険料の支払いが免除となるケースがあります。

また、商品によっては子どもが病気や怪我をした場合にもお金が下りる場合もあるようです。

学資保険のメリット

では、学資保険のメリットについて説明していきたいと思います。

1.預金と比べて利回りが高い

1つ目のメリットは銀行の預金と比べて利回りが高いことがあげられます。

学資保険の利回りは各保険会社のプランや契約者及び加入時の子どもの年齢によって増減はありますが、高いものでは110%を超える返戻率の商品があります。

マイナス金利のこのご時世でそれだけの利回りが確保できるのはなかなかありません。

2.半強制的に貯蓄することが出来る

2つ目のメリットは半強制的に貯蓄することが出来るという点です。

保険契約することから毎月保険料という形で毎月引き落とされる事になりますので、なかなか毎月貯金ができないという方でも安心して(?)貯めることができます。

3.契約者に万が一があった場合、以降の保険料が免除される。

3つ目のメリットは学資保険の説明の際にも書きましたが、契約者(親)が死亡または高度障害状態になった場合、保険金の受取権利はそのままで、以降の保険料の払込が免除になる「払込免除特約」がついていることです。

大抵の場合、保険契約者は主たる生計者である父親となっている場合が多いと思います。その父親に万が一のことがあった場合、家庭の収入は著しく減少することになります。

その場合でも将来の進学資金を確保できるという点でまさに「保険」といえる商品でしょう。

学資保険のデメリット

次に、学資保険のデメリットについても説明していきたいと思います。

1.中途解約すると元本割れを起こしてしまう。

1つ目のデメリットは中途解約してしまうと元本割れを起こしてしまうということです。

契約に基づいて保険料を支払い、祝い金や満期学資金の金額を受け取ることになっている分、その契約を途中で破棄してしまうと当然ペナルティが発生します。その為、払い込んだ保険料の合計よりも少ない金額しか戻ってこないということになるわけです。

ただ、このペナルティがあるからこそ半強制的に貯められるという側面が生まれてくるのかもしれませんね…(笑)

2.資金が長期間拘束される

2つ目のデメリットは満期までの間、資金が拘束されてしまうという点です。

これは1つ目のデメリットとも関係ありますが、中途解約してしまうと元本割れを起こすため、長期間資金が固定化されてしまうということです。

もし、途中でもっといい商品が出たとしても乗り換えることができないので注意しましょう。

3.契約者や子どもの年齢によって返戻率が異なる

3つ目のデメリットは、契約者や子どもの年齢によって返戻率が異なってしまうという点です。

契約者や子どもの年齢が低いほど返戻率が高くなるのですが、親の年齢が低いときというのは当然収入も少なく、貯蓄する余裕もない場合がほとんどです。

しかし、ある程度年収がアップする歳まで待ってから契約しようとしても、その時には返戻率が下がってしまうため、あまりメリットがない状況になってしまいます。

4.契約者の健康告知が必要

4つ目のデメリットは、保険契約なので当然ですが告知が必要ということです。

メリット面で説明した「払込免除特約」ですが、この特約があるため契約者の告知が必要になります。保険会社にとったら当然のことですよね。

その為、健康面に不安のある方は学資保険に加入できない可能性があるということになります。

また、商品にもよりますが子どもが病気・怪我などをした際にも給付金がおりる商品に加入した場合は、子どもについても告知が必要となる場合があるので覚えておきましょう。

我が家で学資保険の加入を見送った理由

学資保険のメリット・デメリットについて説明してきましたが、ではなぜ我が家で学資保険の加入を見送ったのか話していきたいと思います。

1.単純に貯蓄する余裕がない…(笑)

初っ端にこんな理由ですみません…。でもホントなんです…(泣)

昨年、中古マンションを購入したことにより住宅ローンを組んだのですが、その時は妻も働いており共働きで比較的余裕がありました。

しかし、その後に妻の妊娠がわかったため産休・育休を取得。育休手当などは出ますが、共働きのときよりは収入は減っています

さらに息子が生まれたことから子供用品の購入やおむつ・ミルク・お尻拭きなどの消耗品による出費が増えたことにより支出が増え、追加で貯蓄する余裕が無いというのが正直なところです。

2.資金が長期間拘束される割に利回りが低い

メリット面で利回りが良いと書いたくせにどういうことだ!と思われる方もいるかもしれません。しかしそれは、あくまで預金と比較した場合です。

例えば、満期時に保険金額に対して110%の返戻率となる学資保険があったとします。200万円の保険料を支払ったとしたら満期時の受取金額は220万円になります。そして、その満期は高校卒業時に設定したとします。つまり18年ということですね。

実はその場合、難しい計算になるので説明は省きますが、年平均1.3%前後の金利で運用しているのと同じ計算になるんです。

1.3%であれば、通常の預金と比べれば非常に高く魅力的に映ります。しかし私はそれほど高くないと感じました

なぜなら、全世界の資産に分散して運用するバランス型の投資信託に投資したほうが利回りが良いと感じたからです。

世界経済は平均すると年間約3%~5%ほど成長していると言われています。確かに経済には波があるため景気が良い時もあれば悪いときもあるのが当然です。しかし、子どもの進学資金として18年間運用すると考えた場合、十分リスクヘッジが出来る期間だと感じました。

そして、NISAやジュニアNISA、2018年から始まる積立NISAを利用すれば運用益は全て非課税になります。

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先日はNISAに関する記事を書きましたが、通常NISAは20歳以上の方を対照するものでした。しかし、実は2016年から20歳未満の子...

このことから、今はとても貯蓄する余裕はありませんが、将来家計に余裕が出てきた場合、NISAを利用して進学資金を確保したほうがメリットが有るのではと考え、学資保険の加入を見送りました。

当然、今後も収入が増えない可能性もあります。しかし、その場合でも奨学金制度などを利用すれば進学は可能であると考えたのも理由の一つです。

また、私に万が一のことが起こった場合のことも考えました。しかし、その場合でも決して十分な額ではないかもしれませんが保険に入っていますし、住宅ローンも団信に入っているため借入は全額団信から返済されます。

日本はそれなりに社会保障も充実しているため、その点からも学資保険は必要ないと考えました。

以上が、我が家で学資保険の加入を見送った理由です。しかし、決して学資保険は魅力のない商品というわけではありません

メリット・デメリットを勘案した上で我が家では必要ないという判断から見送っただけです。

特に、学資保険の半強制的に貯蓄することが出来る点は、計画的な貯金が苦手な方にも向いていると言えるでしょう。みなさんも学資保険のメリット・デメリットを把握した上でそれぞれの家庭にあった選択をしてみてください。