年明けから順調にいっていると思ったらまさかの事態。熱性けいれんの恐怖!

救急車

先日、「今月で生体肝移植を行ってから約1年。移植後の1年を振り返る。」にて書いた通り、移植後1年を迎えた息子ですが、年明けからは非常に順調とお伝えしました。

今月もいつも通り、月1の通院をするために準備を進めていたのですが、ちょっとした異変が起きてしまいました。

通院日前日の異変

それは通院する日の前日の話です。午前4時前に急に息子がグズり始めました。

いつもなら夜の9時に寝たら朝の7時までほとんど起きないですし、起きたとしてもおむつやお茶を飲ませれば、すぐに落ち着いて寝るのですが、この日は何をやっても落ち着きません。

わたしはその日仕事があるので、その後は妻に任せて寝させてもらったのですが、結局朝の6時にわたしが起きるまでずっと起きっぱなしだったようです。

その後は薬もいつも通り飲めたのですが、熱も37度台でいまいち機嫌が良くならず、モヤモヤしたまま息子を妻に任せ、わたしは仕事に向かいました。

日中、息子のことが気になって仕事が手につかなくなりそうなときに、妻から連絡が入りました。

結局そのあともグズグズが治まらないから、いつもの病院に行ってくるとのこと。

心配なのは変わりませんが、まずは病院でしっかり見てもらった方がいいですからね。

その後、妻から病院にいった結果の連絡がありましたが、熱は39度まで上がったけれども採血の結果は特別異常なものはなく、CRPも通常の風邪のレベルの水準なので様子を見てくださいとのこと。

ただ、脱水には気を付けてほしいとのことで、嫌がって飲まない場合はスプーンやシリンジ等で時間をかけて少しずつ飲ませてと指示を受けたようです。

年のために解熱剤も処方されたようですが、特別変な病気にかかったというわけではないようなので、まずはひと安心といったところでしょうか。

ただ、高熱で辛いせいなのか、わたしが仕事から帰って息子を見ると、いつもとは違うぐったりとした息子が寝ていました。

そこで、熱を計ってみるとなんと一時40度の熱を出していたのです!

さすがに40度はまずいと思い、処方された座薬タイプの解熱剤を使いました。

また、昼からはなにも飲み食いしていないので脱水にならないようにシリンジで少しずつ水分をとらせるようにしました。

付きっきりで看病したいのですが、月1で行っている通院は、移植をした県外の病院への通院なので朝早く出ていかなければいけません。

その為、わたしは早めに寝させてもらい、妻から看病してもらうことにしました。

けいれんの恐怖!

 

「ちょっと起きて!けいれん起こしてる!」

 

わたしが飛び起きたのは妻からのそんな衝撃的な言葉を聞いたからです。

すぐに息子のもとに向かうと、そこには衝撃的な光景が…。

眼は開いているものの、焦点が定まっておらず、身体は硬直して右腕だけ痙攣を起こしていました。

呼吸も満足にできていない様子で、しだいに口から泡を吹くように…。

妻が痙攣してからの時間を覚えており、5分を超えていたのですぐさま救急車を要請。

おそらく入院は間違いないので、妻は息子の様子を見ててもらい、わたしは救急車が来るまでの間に必要最低限の荷物を準備。

また、我が家はマンションの上の階の方なので、少しでも早く来てもらえるようにエレベーターを1階まで降ろしておきました。

そうしている間に救急車のサイレンが聞こえてきました。

今思えばかなり速い到着でしたが、当時のわたし達にとってはやっと来たかという感じです。

部屋の外に出てエレベーターから出てきた救急隊員を部屋に案内し、すぐに看てもらいます。

指先につけて脈拍と血中酸素(?)を計測する機器を使うと、脈が早いのは当然ですが、酸素が50を切る水準でした。

通常、酸素の値はほぼ100に近い値なので、半分くらいの数値だったというわけです。

すぐさま酸素マスクをつけ、救急隊員に抱っこしてもらい、私達夫婦も一緒に救急車に乗り込みます。

救急車を呼ぶ際に、その日の日中に大学病院を受診していたことを伝えていたため、すでに連絡してくれていて受入体制もできているとのこと。

救急車はすぐに大学病院へ出発しました。

酸素マスクをしてくれたおかげか、移動中に酸素の値は90位まで上昇していました。しかし変わらず痙攣は続いている状態です。

一刻も早く病院に着いてくれと願うばかりでした。

病院へ到着。一安心かと思いきや…。

病院

ようやく大学病院へ到着。すぐに当直の先生から診てもらいます。

その間、わたし達は待合室で待ち続けました。

到着したのが午前3時半。先生からの説明があって、結局入院となり病棟へ上がったのが午前6時でしたね。

かなり待ちました…(笑)

足に点滴をいれられた息子は、呼吸は荒いですがぐっすり眠っていました。

それと、病棟に上がる前にインフルエンザなどに感染していないか検査もしました。鼻や口に綿棒を入れて粘液を採取するタイプのやつですね。

ぐったりしている息子でしたが、流石に鼻や口に綿棒を入れられるのは嫌だったようで、結構抵抗していました。

ただ、抵抗できるだけの体力があるということですから、先生たちもその反応には少し安心していたようです。

ちなみに、検査の結果は溶連菌でした。

過去の入院では原因がわからないことがほとんどだったので、今回原因がわかったのは、少し安心できる点ですね。

溶連菌の場合はよく効く抗生剤もあるようですし、1日2日で熱も下がるようです。

なお、今回は外科的な要因ではないので、いつもお世話になってる小児外科の先生の他に小児科の先生も一緒になって診てもらえることになりました。

つまり大学病院の小児科と小児外科、そして移植した病院の3者間で連携して治療してくれるということ…。こうして書くと物凄く大ごとに感じますね…(笑)

そんな中、回診時に小児科の先生から気になる話がありました…。

熱がなかなか下がらないのに加えて眠っている時間が長すぎるのが気になるとのこと。

採血の結果、血糖やナトリウムの量が以上に低いこともわかりました。

可能性は低いけれども脳症や髄膜炎が起きているかもしれないので念の為、検査をすると言われたのです。

わたし達夫婦からしてみれば全く予想していなかった状況です。

原因は溶連菌で、熱は出ているものの抗生剤を入れれば、しだいに良くなっていくと思っていただけに、かなりの衝撃でした。

ひとまず、CTスキャンを撮ったあと髄液の検査を行い、その後にMRIの検査も行うことになりました。

まさかの脳症・髄膜炎の可能性…。検査の結果は…。

CTスキャン

衝撃的な話を聞いたあと、流石にわたし達夫婦も恐怖が襲ってきました。

もし、脳症や髄膜炎だった場合、すぐに治療はしてもらえるでしょうが何らかの障害が残る可能性があります。

胆道閉鎖症という難病になり、肝臓移植を行っただけでも十分なのに、それ以上のことまで起きてしまうのは流石に勘弁してほしいです。

祈るように検査の結果を待ちました。

検査を行ったのは病院に運ばれた日の午後夕方近く。MRIに至っては他の患者もいたのでほぼ夜になったときにやっと検査を行えました。

痙攣を起こして夜中の3時に起きて以来ずっとつきっきりだったので、移植をした日の次ぐらいに1日が長く感じました…。

気になる検査の結果ですが…。

 

 

脳症や髄膜炎の可能性はないとのこと!

 

 

ほんとに良かった…!

後でわかったことなのですが、移植を行った病院の先生の方から、脳症や髄膜炎の可能性がないか念の為検査してほしいとの依頼があったので行ったようでした。

脳症や髄膜炎の所見があったから検査をしたわけではないということですね。

本当にヒヤヒヤしました…(笑)

結局息子の様子はその日のうちに、血糖やナトリウムの数値も回復し、目を覚ましている時間も長くなってきました。

翌日にはすっかり目を覚まし、起き上がるくらいにまで回復していました。熱も37度台の前半で推移し、2日後にはすっかり熱も落ち着きました。

無事、いつも通りの息子へ

結局、その後はすっかり回復し、いつも通りの息子へ。

ただ、一応念のために抗生剤は1週間程度入れることになりました。そのため入院も1週間継続するということですね。

また、その際に点滴を使って入れるので、どちらかの手も点滴の管を入れたままになります。

ただ、それ以外はいつもの息子に戻ってくれたのでホントにホッとしました。

しかし、ホントに色々怒った数日間でした…(笑)

今でこそ笑っていられますけれど、改めて子どもを育てていくということは心配の連続だということを痛感しました。

そして、痙攣した姿は今でもトラウマですね…。もう二度と見たくありません…。

免疫抑制剤を服用している以上、今まで以上に感染には気をつけていきたいと感じた日でした。

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