平成30年5月10日。OIOIやエポスカードで知られる丸井グループが新たな子会社を設立するというニュースがありました。
その子会社というのが、つみたてNISA対象投資信託をクレジットカード決済にて販売する証券会社ということです。
どちらかというと小売のイメージが強い丸井グループですが、なぜここで投資部門の会社を作ることにしたのでしょうか。
若い人の資産形成の手助け
エポスカードの会員数は2018年3月現在で657万人だそうです。
そして、その約半数が20~30代の若年層で占められているそうです。
さらに、2017年の世論調査(出典:内閣府「国民生活に関する世論調査」)では18~30代の約6割が、現在よりも将来のために貯蓄や投資などで備えていると回答しているとのこと。
このような環境の中、若い人たちの資産形成の手助けのために、新たな子会社を設立するという感じでしょうか。
もちろん、投資の分野では若年層はまだまだ開拓の余地があり、そこの囲い込む意図もあると思います。
具体的にどんな内容になるのか
では、具体的にどんなサービスになるのでしょうか。
実は、詳細についてはほとんど分かっていません…。
ただ、「エポスカード」を利用して「つみたてNISA」対象の投資信託を購入することができるのは確定しているようです。
ちなみに、クレジット払いで投資信託を購入できるようになるのは日本初のスキームだとのこと。
これはわたしも気になります。
投資信託を購入時にクレジットカードのポイントが付くのでしょうかね?
通常は投資信託を購入する際に購入手数料が引かれますが、つみたてNISAの場合はノーロード(手数料無し)のものがほとんどです。
つまり、丸井グループとしては販売手数料がもらえないのにクレジットカードのポイントを付けなきゃいけなくなるわけですね。
普通に考えたら逆ザヤで、利益なんか取れないような気がするのですが、実際採算がとれると判断したから踏み切ったんでしょう。
さすがにクレジットカードでの投資信託購入の場合はポイントを付かないようにするんでしょうかね?続報が気になります。
なお、「自分のところのカードを発行させて変な投資信託を売りつけて儲ける気でしょ?」なんて意見もネット上ではあるみたいですが、恐らくその危険性は少ないと思います(まったくないとは言えませんが…)。
理由は、今回の購入できる投資信託は「つみたてNISA」対象商品だからです。
つみたてNISAについては「新たに始まる積立NISAと現行NISAを比較。それぞれのメリットと使い方について」で説明している部分もありますが、一定の要件を満たす投資信託しか対象となりません。
その一定の要件とは手数料が低い・かからないことです。
基本的にノーロード(購入手数料なし)のもので、信託報酬(運用管理費用)も低いものが対象となります。
良くない投資信託は販売手数料も高く、信託報酬も1%を超えるものが多いです。今の時代、年3%の利回りを得るのも大変なのにそれらの手数料を取られてしまうのは非常に大きなマイナスですからね。
また、毎月分配型の投資信託は対象から外れています。個人的に毎月分配型の投資信託はおすすめしていないので、この点も安心ですね。
毎月分配型投資信託については「毎月分配型の投信は罠!?分配金の仕組みを確認してみよう」で説明していますので、よかったらご覧ください。
個人的には非常に期待しています
丸井グループが新たに設立する証券子会社。詳細については未だわからないことが多いですが、個人的には非常に期待しています。
取扱商品をつみたてNISAに限定していることが非常に好感持てますね。
さらにマルイ店頭における投資初心者向けの入門セミナーやフォローセミナーの開催、丸井グループ社員によるお金に関するご相談窓口や口座申込みサポートなど、WEBだけでは完結しないサービスの提供も行うようです。
投資に不安な方にはこの点も安心できるのではないでしょうか。将来のお金について不安に思っている方は要チェックなニュースだと思います!
なお、投資信託の購入はエポスカードを利用しますのでこれを機にエポスカードを作っておきましょう!年会費も無料で優待数も多く、持っているだけでお得で非常におすすめですよ!
なお、エポスカードの詳細についてはこちらをご覧ください!


それでは!
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