特別児童扶養手当(特児)適用のための要件や手当の金額について解説。

心身に障害がある児童を監護養育している人に支給される特別児童扶養手当(特児)

生体肝移植を行った息子ですが、当然この特児に該当しており、申請が通っています。

この特児ですが、1級と2級があり、ひと月あたりそれぞれ51,450円と34,270円が支給されるという制度です。

移植した場合は1級に該当するのですが、その特児の内容について詳しく説明していきたいと思います。

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特別児童扶養手当とは

特別児童扶養手当とは、心身に障害がある子どもの福祉の増進を図ることを目的とした国の制度です。

この制度を申請することが出来るのは以下のどちらかに当てはまる方となっています。

  1. 心身に中度以上の障害がある20際未満の児童を看護している父母(主として児童の生計を維持するいずれか1人)
  2. 1に当てはまる父母に代わってその児童を養育する方(児童と同居し、監護し、生計を維持する方)

そして、対象となる児童は障害の程度によって1級と2級に認定されます。

1級の対象となる障害の程度

身体障害者手帳「1級」・「2級」の一部、療育手帳「A」及びこれらと同程度の障害

2級の対象となる障害の程度

身体障害者手帳「3級」・「4級」の一部、療育手帳「B」及びこれらと同程度の障害

しかし、次のような場合には認定の対象にはなりません。

  • 児童が児童福祉施設等に入所している時(保育所、肢体不自由児施設、知的障害児施設、母子生活支援施設に通園、または保護者と入所している場合は除く)
  • 児童が障害を支給事由とする公的年金を受給できる時
  • 手当を受ける方または対象となる児童が日本に住んでいない時

手当の額について

手当額は、認定された児童の障害の程度に応じて決まります。

平成29年4月の改定では

1級が児童1人につき月額51,450円。

2級が児童1人につき月額34,270円。

となっております。

なお、定期支給日は4月・8月・11月の年3回でその月の11日に4ヶ月分が指定の口座に振り込まれます。

しかし、残念ながら対象となる障害を持っている子どもを養育していても所得額が一定以上だと所得制限により手当が支給されません

所得制限について

所得制限の金額については以下の表の通りになります。

(単位:円、平成14年8月以降適用)
扶 養
親族等
の 数
本     人 配偶者及び扶養義務者
収入額 所得額 収入額 所得額
0
1
2
3
4
5
6,420,000
6,862,000
7,284,000
7,707,000
8,129,000
8,551,000
4,596,000
4,976,000
5,356,000
5,736,000
6,116,000
6,496,000
8,319,000
8,596,000
8,832,000
9,069,000
9,306,000
9,542,000
6,287,000
6,536,000
6,749,000
6,962,000
7,175,000
7,388,000

出典:厚生労働省|特別児童扶養手当について

なお、扶養親族等の数と言うのは課税台帳状の控除対象配偶者及び扶養親族の人数を言います。

こうしてみると、結構な収入がない限りは所得制限にかかるということはなさそうですね!

申請の手続きについて

申請の手続きについてですが、各自治体によって多少の違いはあるかもしれませんが、大体は同じだと思います。

わたしが住んでいる自治体では以下のものが必要書類となっています。詳しくはお住いの自治体に確認してみて下さい。

  1. 特別児童手当新規認定請求書
  2. 生計維持等に関する調書
  3. 特別児童扶養手当認定請求者の現況調書
  4. 戸籍謄本
  5. 医師の診断書
  6. 預金通帳
  7. 印鑑
  8. 身体障害者手帳または療育手帳

なお、1番と2番については家族の分も含めたマイナンバーを記入する必要があるので番号を控えておきましょう。

4番については1ヶ月以内に発行されたものを用意しましょう。まぁ、申請する際には役所に行くと思うのでその時に取れば間違いはないですね。

大抵は一緒だと思いますが、申請する人と子どもの戸籍が別々の場合にはそれぞれ必要になるので注意して下さい。

また、8番については手帳の取得がほぼ間違いない状態であれば、なくてもかまわないようです。

現に、わたしが申請した時はまだ障害者手帳の発行はしていませんでしたが、問題なく受理されました。

恐らく、移植の予定が決まっていて移植後は障害者手帳の発行が間違いなくされるということが考慮されたのだと思います。

以上、特別児童扶養手当について説明をしました。

お金に固執するのも良くないとは思いますが、実際問題大きな病気を持っている子どもを養っている場合、それなりに出費もかさみます。

わたしの息子の場合は、県外の病院にて移植手術を行ったので、通院も毎回その病院に行かなければならないため移動費も馬鹿になりません。

そんな時に特児は非常に助かります。

ただ、自分としては子どものために残しておきたいという気持ちもありますから、そのへんは懐事情を勘案してということになりますかね(笑)

病気だからといって、子どもに不自由なことができるだけ無いように親として努めていきたいと思います。

そのための一つの手段としてこの特児を活用していきたいと思いました。