
melindarmacaronikidcom / Pixabay
「一難去ってまた一難?息子の血液検査は良かったけれども新しい薬が厄介すぎる…!」からの続き。
今回は久しぶりに妻に代わって病院に泊まることになりました。
私が胃腸炎になる直前に泊まって以来ですから、約3週間ぶり位でしょうか。
そのため、勘を取り戻すために朝から病院へ向かって息子の面倒を見ることにしました。
え?いつも朝から病院へ向かってるだろうって?その通りです(笑)
もちろん、3週間前と同じであれば全く問題はなかったのですが、前回の記事でも書いたように、今回はリーバクトと言う非常に厄介な薬があります。
この一週間、妻が試行錯誤しながら飲ませているようですが、どうもうまくいかないようで、すでにマーライオンを4回もしてしまったようです…(笑)
基本的には妻と一緒に飲ませることになるのでそれほど気にする必要はないのですが、朝の6時だけは私が飲ませなければいけません…。
それまでにうまく飲ませる方法を確立すべく、作戦会議もかねて早く来たと言うわけです。
乳鉢ゴリゴリ大作戦!!
このリーバクトと言う薬、今までの薬とは異なり粒が非常に大きくて喉に引っかかるのか必ずむせています。
そこで、乳鉢というツルツルのすり鉢を使って薬をさらにすり潰し、喉ごしを良くしてみようという作戦です。
まずはリーバクトをそのまま入れてゴリゴリすり潰します。
サラサラの粉末状になったらお湯を入れて混ぜ合わせるのですが、ここで看護師さんから秘密兵器をいただきました。
それは単シロップ。その名の通り甘いシロップです。
苦いリーバクトも多少は飲みやすくなるようにと配慮していただきました。
うちではお湯2cc、単シロップ2ccで溶かしています。シロップにはとろみがあり、多すぎると喉に引っかかるためです。
うちの息子は、味よりも喉ごしを気にするようで、苦いから嫌がるかもと言われていたプレドニンが一番好きな位ですからね。リーバクトもまずは喉ごし優先です(笑)
結果、多少は嫌がっていますが以前よりは飲んでくれるようになりました!
いよいよ久しぶりの付き添い
妻に手伝ってもらってリーバクトを飲ませることに成功!この後、妻が帰ることになるのでいよいよ久しぶりの付き添いです!
とは言っても朝の6時以外は薬を1人で飲ませる必要はありません。しかし、その6時の時間帯が激動なのです!
まずは便秘にならないように浣腸をします。
そして、ミルクを温めておきながら、整腸剤、利尿剤、ビタミンその他もろもろ。約9種類の薬を混ぜ合わせます。
混ぜ終わったら、浣腸によって出たうんちの処理をして、手を洗ってから薬を飲ませて最後にミルクを飲ませるという作業になります。
朝イチでこの作業はなかなか堪えるんですよね~…(笑)
しかも、以前わたしが付き添ったときは薬の種類は5つくらいでしたから、その時から倍近くにまで薬が増えています…。
薬を作っている間に、空腹とうんちの気持ち悪さで泣いちゃいますし時間との勝負です。まさにタイムアタック…!
…たまらず私は不正行為を発動してしまいました。
ナースコール「ポチッ」
わたし「すみません…。久しぶりなので手伝ってもらってもいいですか…?」
看護師さん「は~い!」
計 画 通 り !
笑顔が多くなってきた!
さてさて、そんなこんなで朝の一番の難関をチートを利用して乗り越えたわたし。あとは昼前に妻が来るので精神的に楽になります。
夜中も3時間おきにミルクを飲ませているのですが、生活のリズムがついてきたのか夜は飲んだあとはすぐ寝ることが多くなりました。
多少グズったとしても、わたしの必殺技「ガシャガシャ de 背中トントン」を使えばイチコロですよ( ・´ー・`)
※「ガシャガシャ de 背中トントン」の詳細については「胆道閉鎖症と診断された息子。手術後の経過について その4」にて(笑)
その代わり、日中は飲んだあとも活動的です。ですが、それはわたしにとっても嬉しいことで一緒に遊ぶ時間ができるということ!
ここ2週間はミルクの量が増えて、お腹が満たされているので精神的にも安定しています。
そのため、以前よりも笑顔の回数が増えてきました!
最近のお気に入りの遊びは「うたの絵本」で遊ぶことです。もちろん歌はまだ歌えませんが、リズムに乗って手や足を動かしてあげると、それはもうニッコニコになります!
あ~もうかわいい~!
娘ならともかく、息子に対して父親がここまで可愛いと言っているのは、もはや病気ですね…(笑)
ちなみに使っているうたの絵本は「たまひよおうた絵本ミニ おててでたんたん てあそびうた」です。
日本語と英語の歌が7曲入っているのですが、特にお気に入りは「あたまかたひざぽん」、「とんとんとんとんひげじいさん」、「パンダうさぎコアラ」の3曲。
え?英語の歌ですか?
…我が家には関係ありません!
まぁ…息子が興味を持てば、多少は…ね?
そうしている間に、妻が家から病室に戻ってきました。家族3人でのひととき。病室とはいえ、やっぱり楽しいものです。
妻と息子と3人でうたの絵本やガシャガシャ、病棟内のお散歩など出来ることは限られていますが、その中で楽しめることを精一杯楽しんでいます。
退院も見えてきた今日このごろ。退院後もずっと家族3人で仲良く遊べるような家庭にしていけたらな、と感じた付き添いの土日でした。
「ビリルビンとアルブミンとプレドニンとマーライオン」に続きます。
コメント