熱性けいれんで色々ありましたが、ようやく落ち着いたのでやっとこの記事を書くことができました(笑)
平成30年8月に息子が肝移植してから1年が経ちました!いわゆるリバースデーとかセカンドバースデーとか言われるやつを迎えたわけです。
そして実は、わたしと妻も8月が誕生月!
つまり8月は我が家全員の誕生月(無理やり)ということになります!(笑)
ということで、家族でなにかやろうということになって「今月で生体肝移植を行ってから約1年。移植後の1年を振り返る。」の最後らへんでも書きましたが、家族旅行に行ってきました!
はじめての家族旅行!
という事で、今までは入院やなんやかんやでなかなか遠出することが少なかった我が家。
いや、病院への通院ということであれば、月1で県外に行っているので遠出をしていると言えなくもないですね…(笑)
しかし、家族で遠くへ遊びに出かけるということがなかったので、その点で言えば今回が初めてということになります!
今までが今までだっただけに、ついに普通の家族らしいことが出来るようになってきたなと感じました!
行ってきましたのは、栃木県は日光市。鬼怒川温泉郷でございます。
なぜ、そこにしたのかといいますと、鬼怒川温泉にある「鬼怒川温泉ホテル」がミキハウス子育て総研にてウェルカムベビーのお宿に認定されていたからです!
ウェルカムベビーのお宿についてはこちらをご覧ください。
実は一度だけ家族でビジネスホテルに泊まったことがあるのですが、赤ちゃんを連れている家族にはこれがなかなか大変だったんです…。
まず、基本的にビジネスホテルは土足になります。
ハイハイしたり、すぐに床に座り込んだりする子どもにとっては部屋の中とは言え若干不衛生です。
わたし達の息子なんかは免疫抑制剤を服用しているのでなおさらですね。
そのため、部屋の中で安全な場所と言えるのはベッドの上くらい。
しかし、そんな狭い範囲でおとなしくしているはずがありません…(泣)
もちろん、ベビーベッドを用意してくれるホテルもあると思いますが、部屋によってはベビーベッドが入れられない作りになっていることもあります。
また、食事についても落ち着いて食べさせることができません。
もしかしたら工夫したらなんとか出来るのかもしれませんが、色々気を使わなければならないのも事実。
ただの移動であれば我慢すればいいのですが、今回は折角の家族旅行。ちょっと贅沢しても落ち着いて楽しめるほうがいいと思い、ウェルカムベビーのお宿の施設を選んだというわけです。
鬼怒川温泉ホテルへ宿泊!
冒頭でも述べましたが、今回わたし達家族がお世話になったのが「鬼怒川温泉ホテル」さんです!
利用したお部屋はキディールームというお部屋でこんな感じのお部屋になっています!
すごく可愛いですよね!
おもちゃや絵本は最初から備え付けです。
また、今回のプランの特典で予約の際におむつのサイズを伝えておくと予めおむつを用意してくれるというところです!
さらにおむつ用のゴミ箱も備え付けてあります!
旅行や遠出したときのおむつの処理ってかなり困るんですが、このホテルではそんなことを気にする必要がありません!
本当に子供連れ家族のことを考えたおもてなしをしてくれます。
ホテルに着いて、一通り部屋に感動したわたしは、息子を妻に預け一足先に温泉へ…(汗)
実はわたし、お風呂好きなんですよね(笑)
ここのホテルの大浴場は、時間によって男風呂と女風呂が入れ替わるとのこと。
鬼怒川温泉ホテルの大浴場は、木造り大浴場「渓谷の湯」と石造り大浴場「湯里」の2種類。
ちなみにわたしは、しっかり2種類のお風呂を楽しませていただきました!(笑)
そして、ホテルを予約する際に驚いたのですが、ここの大浴場。Googleマップで見れます!!
気になる方は、ぜひGoogleマップで調べてみてください!
ちなみに貸切露天風呂(有料)もあるようです。今回は利用しませんでしたが気になりますね!
また、食事についても至れり尽くせりでした!
基本的にはバイキング形式の食事なのですが、お部屋食にすることもできます。
更に、予約時のメールである程度要望も聞いてくれるのです!
月齢はこのくらいとか、息子の場合は免疫抑制剤を服用している関係でグレープフルーツの果汁が入ったものは食べさせられないので、そういったことも出来る限り対応してくれます。
最近息子は手づかみ食べをするようになり、食べ散らかすことが多くなったので部屋で他の人に迷惑をかけないように出来るのは嬉しいですね。
なお、お部屋の畳は琉球畳風で材質も水を吸わないタイプのものだったので、食べ散らかしたのを掃除するのも楽でした。
こういったところも助かりますよね。万が一お漏らしをしてしまっても被害は少ないです。
ちなみに、お食事はわたし達の分も息子の分も非常に美味しかったです!
わたし達のときはこんな料理を出していただきました!
子ども料理はこんな感じ。
お食事をいただいた後は、布団を敷いてもらいました。
いつも家では、わたし達夫婦がベッドで寝て、息子はベビーベッドで寝ているのですが、今回は家族で川の字で寝ることができました!
息子もいつもと違う環境のためなのか、若干興奮しており、なかなか寝付きませんでしたよ(笑)
しかし、旅行で疲れていましたが、素敵なサービスやおもてなしによりゆっくりとくつろぐことができ、ぐっすり眠れたわたし達は、清々しい朝を迎えることができました!
さて、朝の食事も部屋食にしていただいたのでゆっくり落ち着いて食べることができましたね!
夕食のときもそうだったのですが、仲居さんが料理の提供などを本当に気を使ってくれたので、息子に食事を食べさせながらだったのですが、わたし達も料理を堪能することができました。
息子の名前も覚えてくれて優しく声をかけてくれたので、息子もニコニコしていたと思います。
朝食を食べ終わったあとはいよいよ荷物をまとめてチェックアウトです。
書き忘れていたのですが、今回のプランの特典の1つとしてレイトチェックアウトがありました。
通常10時までのチェックアウトなのですが、11時までOKですよというもの!これが地味に助かりました!
なんだかんだで子連れだと荷物をまとめるのも時間がかかりますよね。こういう特典があるからこそウェルカムベビーのお宿の認定を受けれたんでしょうね。
という事で、1泊だけでしたが非常に満喫することができました!機会があったらまた利用したいホテルだと思います。
本当にありがとうございました!
東武ワールドスクウェアのクオリティにびっくり!
さて、せっかく日光まで来たわたし達。ホテルをチェックアウトしたあとそのまま帰るのはもったいないと思って近くの観光地を見てから帰ろうということになりました。
特にどこに行こうかと決めていたわけではなく、完全ノープランでした(笑)
日光で有名なものと言えば「日光江戸村」ですが、妻が「東武ワールドスクウェア」というところを見つけたようなのでそこに行くことしました。
なにやら「1日で周る世界一周の旅」というのを売りにしている様子。
どういうことかと言うと、1/25スケールのミニチュアの世界遺産や世界の有名建築物を作成し展示しているとのこと。
正直その話を妻から聞いたときは「なんだミニチュアか~…。」とあまり期待していませんでした…(関係者の方すみません…)。
まぁ、日光江戸村よりも料金が安いですし、障害者割引もきいて介護人も割引になるのでいいか!という感じで行くことにしました。
入場チケットを購入し、いざ入ってみると…。
1日で周る世界一周の旅に偽りなし!!
いやぁ…正直ナメてました…。
1/25スケールと侮るなかれ…!
かなりのハイクオリティなミニチュアがそこにはありました!
とは言え、実際に見てみないとわからないですよね!
という事でいくつか写真を載せたいと思います。
こんな感じとか
こんな感じの
クオリティのミニチュアがそこら中にありました!
よくよく考えてみれば1/25とは言え、元々のものがかなりのスケールのものが多いのでかなり大きいです。
ミニチュアとは言えない迫力がありました!
スタッフの皆さん、すみませんでした!(汗)
ちなみに2枚めの写真は、映画「ラスト・エンペラー」の撮影シーンを再現したものだそうです(笑)
そして個人的にすごいと思ったのは造園技術というべきものでしょうか。
正直建物は小さく作ることはできますが、植物はそうはいきません。そのままの植物を使って表現する必要があります。
しかし、ミニチュアの中にあってもそれが自然にあるようにしっかりと作られてるんですよね。
例を挙げると、この「万里の長城」ですね。
本物は見たことありませんが、建物と植物が自然と溶け合ってますよね。
かたやそのままの大きさの植物。かたや1/25スケールの建物。普通に考えれば違和感がありそうな組み合わせですが、全くそうは見えません!
本当にここはすごいです!
いつの間にかわたし達夫婦がハマってしまって、息子はベビーカーの中でぐっすり眠っていました(笑)
本当はかなりいっぱい写真を撮ったのですが、これ以上はぜひ現地へ行って見てほしいです!
きっと感動すると思いますよ!
家族旅行を終えて
こんな感じで1泊2日のみではありましたが、家族旅行を満喫することができました!
この病気がわかって、そして移植手術をしたときはこんな風に旅行なんて出来るわけがないと思っていたのですが、そんな事はありませんでした。
いろいろ気を使うことはありますが、こうして家族で楽しむことができたのは本当に嬉しく思います。
もちろん、ここに来るまでには色々苦労や問題があったわけですが、病院の先生方や看護師さん・移植コーディネーターの方など多くの人に助けてもらってこの日を迎えることができています。
それこそ、家族で一緒に暮らすことが出来るだけでもとても素晴らしいことなんだと、この病気のおかげで気付かされました。
そのことを常に忘れずに家族3人でこれからも楽しく過ごしていきたいと思います!
胆道閉鎖症のお子さんをお持ちの方、これから移植を控えている方、すでに移植を終えられている方。
それぞれ不安なことや思うことも多いと思いますが、わたし達はこうして家族生活を楽しむことができています!
ぜひ、諦めないでお互い頑張っていきましょう!
それでは!
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