だいぶ息子の様子も落ち着いてきたので、今回は久しぶりにお金の話をしていきたいと思います!(笑)
世の中には色々なローンがあります。住宅取得のための住宅ローンから、なんにでも使えて出し入れ自由のカードローンまで様々です。
そして、それぞれのローンの金利もかなりの開きがあります。
住宅ローンは条件によっては0.5%を切る場合もあるのに対して、カードローンやフリーローンの場合は14%程の高い金利が設定される場合があります。
なぜこんなにも金利に差があるのでしょうか。
今回はこの金利の差について話していきたいと思います。
どうして金利に差があるのか
さて、どうしてこんなにも同じローンなのに金利に差があるのでしょうか。
一番の要因はリスクです。
多少の手間の差はあれ、住宅ローンもフリーローンも手続きの内容は同じです。
審査をして、通れば契約書を結んで、融資をしてもらいます。
10万円のローンでも3000万円のローンでも大まかな流れは同じです。
ローンの種類によって必要書類や手続きの手順が多少増えたりしますが、劇的に変わることがありません。
つまり、かかる人件費の費用としては大差ないんです。
しかし、ローンの種類によって大きく変わるものがあります。
それがリスクというわけです。
そして、このリスクが金利に大きな影響を与えていることになります。
リスクによる金利の差とは?
一般的にリスクが高いほど金利が高くなるのですが、なぜリスクによって金利に差が出るのか。
それは、貸したお金が帰ってこない場合に備えているためです。
借りたお金を返すのは当然のことですが、様々な理由で返せない(返さない)人も中にはいます。
そして、そのリスクが高いローンなほど金利が高いというわけです。
なお、借りる目的が明確なものほど金利は低くなる傾向がありますね。
その最たるものが住宅ローンと言うわけです。
住宅ローンなんか35年にもわたって返し続けるのに金利が低いですよね。
その理由はいくつかあります。
担保を取る
まず1つ目は担保を取るからです。
基本的に住宅ローンの場合は土地と建物(マンションの場合は建物のみ)に抵当権と言うものを設定します。
これがいわゆる担保になります。
毎月の返済が滞ってしまい、最終的に返せなくなった場合には、担保にとっている物件を売却して融資を回収できます。
そのため、期間が長くても比較的リスクが低いので金利を低くできるというわけです。
使いみちが決まっている。
2つ目の理由はローンの使いみちが決まっているからです。
フリーローンと違って住宅ローンはその名の通り、住宅の取得のみにしか利用できません。
そして、他にも使いみちが決まっているローンがあります。
マイカーローンや教育ローンがそれに当たりますが、それらは生活する上で比較的重要度が高いものになります。
銀行とはお金を扱う業務であるため、公共性が求められていますよね。
そのため、それらを支援する意味でも使いみちが決まっているローンの金利を低く設定しているわけです。
複合取引が見込める
3つ目の理由は、他の取引も見込めるからです。
いくら住宅ローンが金額が大きく、期間が長いといっても1%を切る金利だと逆ザヤ、つまり赤字になることもあるとのこと。
それなのになぜ、これだけの低金利のローンを出すのでしょうか。
住宅ローンというのは何十年もかけて返済をすることになります。
つまり、長い期間ローンを借りた銀行と付き合っていくことになるわけです。
そうなると自然にその銀行が生活口座になる可能性が高くなります。
そのため、銀行からすれば定期預金やマイカーローン、保険などの他の商品も利用してもらいやすくなるというわけです。
なので、逆ザヤになったとしても低金利を続けるというわけですね。
その他にも、借りる人の属性などによって金利が上下することもありますが、それは住宅ローンの特性と言うより、そのひと個人の要素になるので今回は省きます。
こんな感じで、様々な要因が重なって金利が低くなっているというわけですね。
なお、住宅ローンの際の金利選びについて参考になりそうな記事として「住宅ローンの金利は固定?変動?金利の仕組みについて確認しよう」というものを以前書いております。
興味がありましたら、ぜひご覧ください。
フリーローン・カードローンのリスク
次にフリーローン・カードローンの金利についてです。
これらのローンの金利がなぜ高いのかというと、基本的に住宅ローンの逆の理由のためです。
フリーローン・カードローンは担保というものは取りません。
そのため、もし返済できなくなってしまった場合のローンの回収の方法が確保されていないということになります。
なので、そのときに備えて予め金利を高く設定しているというわけですね。
また、ローンの使いみちが自由というのも金利が高い理由の一つになります。
住宅や車、入学資金など必要性が高いお金については、それぞれその使いみちを限定したローンが用意されています。
しかし、それらを利用しないでフリーローン・カードローンを利用するということは、当然別の理由でお金がいるということですね。
なんにでも使えるので、家具家電購入や、旅行資金など様々な理由が考えられます。
しかし、普通の人であればそれらの資金は毎月の給与からいくらか貯蓄していれば可能であるはずです。
もしくは、欲しいものがあれば計画的に貯蓄してお金を貯めて購入もしくは旅行資金に充てるはずです。
それらができないということは、お金に対してだらしない人ということになります。
必然的に毎月の返済についてキチンと把握している可能性も低くなるので、リスクが高く金利も高くなるというわけですね。
その他にも、他のローンの返済のために、またローンを借りるなんて人も中にはいます。
そんな人は、普通の人からしたら完全に危ないと思いますよね。
これらの理由からフリーローン・カードローンの金利は高いというわけです。
このようにローンには様々な種類があって、その種類に応じて金利も様々です。
しかしその金利には、それ相応の理由があることもわかりましたね。
ローンというものは非常に便利ですが、使い方を間違うと高い金利を払わされたりすることがあるので気をつけましょう。
ローンを借りる前に、本当にお金を借りる必要があるものなのか、一度立ち止まってしっかりと考えてみるのも大事なことです。
そして、利用する際はしっかりと計画的を立てて、無理のない返済を心がけるようにしてくださいね!
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