「生体肝移植を受けた息子。その後の様子について その6」からの続き。久しぶりの更新です。
と言うのも、仕事が始まっちゃったんですよね~…(笑)
働かないで飯が食いたいとか行ってますが…
ガッツリ働いてますよ!
とは言え、今まで1ヶ月近くも息子に付きっきりだったのがピタッと会えなくなってしまうのはとても寂しいです…。
世間ではアムロスとか言われてますけど、わたしにとっては息子ロスが一番つらいです。
いや、ホントのロスじゃない分まだ良いほうですけどね(笑)
絶好調な息子!
前回の記事ではついにお腹のドレーンが抜けて抱っこができるようになりました。
ほぼ2週間ぶりくらいの抱っこでとても嬉しかったですね。
しかし、まだ点滴と鼻から腸に直接挿入している管はまだ残ったままでした。
ですが、それから数日でどんどんミルクを飲めるようになったので鼻管を抜くことに!
それはつまり、口から十分栄養を摂取できるようになったということ。
抗生剤の効果も出てきたのかビリルビンやCRP、白血球数も順調に減少してきてかなり回復してきました。
見た目も心なしか白くなった感じで、点滴のラインが1本と胆管チューブしかなくなったのでかなりスッキリした感じです。
胆汁酸も低下しているおかげなのか、顔をゴシゴシする癖があったのも落ち着いてきて肌もきれいでイケメンになりました!(笑)
ついに一般病室へ移動に
術後当初は様々な管に繋がれていましたが、今ではかなり身軽に。
順調に回復している証ですね。
とは言え、PICUから一般病棟に戻っていたものの、今まではリカバリー室の中に篭りっきり。
免疫力も低下しているので抱っこして部屋の外へ行くことはできませんでした。
しかし、順調に回復してきたということでついにリカバリー室の外へ出ることが可能に!
病棟の外にはまだ出れませんが、それでもちょっとしたお散歩が出来るようになりました!
久しぶりに外の景色も見せてあげることができましたよ。
これから少しずついろんな景色を見せてあげるからね~。
離乳食の再開!
一般病室へ移ってしばらくした日、先生から離乳食についての話が出てきました。
前の病院にいた頃に少しの間、離乳食を食べていたのですが、容態が悪化したので一時中断していました。
しかし、移植手術後の経過は順調で、ミルクもしっかり飲めているので再開しましょうということに。
月齢的にはそこそこしっかりした離乳食を食べ始める頃ですが、うちの息子はブランクがあるのでほんとに初期の離乳食から再開することになりました。
久しぶりの離乳食。当時はそれなりに食べていたのですが、今回はどうか…。
少しドキドキしながらおかゆを掬ったスプーンを口に近づけると、すぐにパクリと食い付いてきました(笑)
同じようにおかずのかぼちゃとさつまいもの裏ごしも掬って近づけると、こちらもパクリ。
全然問題ないですね(笑)
むしろもっとよこせと言わんばかりにすぐに口を開けておねだりしてきます。
…なんか良い。この感じ!
みるみるうちにおかゆとおかずが減っていきます。
と言うか、おかずは完食しちゃいました。
先生もビックリする食欲のようです…(笑)
唯一の心残りは、個々の病院ではパン粥が無いこと。
うちの息子は洋風かぶれなのかコメよりもパン派のようなんですよね。
パン粥は退院してから食べさせるからね~。
ちなみに、今まで食べさせる時は抱っこさせていたのですが、病院の看護師さんがバンボを貸してくれました。
これ、良いですね!(笑)
うちの息子は今まで手術とか点滴の影響でほとんど寝てばっかだったのでおすわりの練習に使えそう。
退院したら買ってあげよう。
むしろ、すでに妻が買ってるかも(笑)
退院に向けたCTスキャン
ミルクも離乳食も食欲全開でバクバクゴクゴク飲み食いしている息子。
そんななか、先生からCTスキャン検査をしたいとの話をされました。
どうやら、術後1ヶ月くらいを目処にCTスキャンを行って肝臓や血流の状態を確認するのだそうです。
その結果で特に問題が見られなければ、いよいよ退院が見えてきます。
気になるCTスキャンの結果ですが、肝臓は一部胆管の拡張は見られるようですが、ほぼ問題なく胆汁は流れているようです。
しかし、ちょっとだけ気になる点がありました。
それは門脈について。
息子の門脈は炎症の影響でほとんど詰まっていた状態だったため、移植手術時に妻の血管と入替えました。
その門脈部分が一部狭くなっているのだそうです。
すぐに何かしらの対応をしなければいけないというわけでは無いのですが、狭くなっていることで血栓ができやすくなっているのだそう。
その為、血液をサラサラにする薬を使うことになりました。しばらくはこの薬を使って対応するようです。
ただ、それほど大きな問題ではないようなので一安心といったところですね。
ついに点滴が全て外れる
CTスキャンも終わってあとは経過を見ながら退院に向けた準備をしていくことになります。
退院後は当然点滴は使いません。
つまり、点滴を外すということですね!
もう、息子を縛るものは何もありません!完全フリーダムです!(笑)
ですが、1つだけ例外があります。
それは、肝臓の胆管に直接つながっている胆管チューブです。
これは、胆汁の状態や胆管の詰まりを防ぐために、移植手術を受けた全員が約3ヶ月間つけっぱなしにするものになります。
どんなに状態が良くてもこれは3ヶ月間外れるということはありません。
ただし、胆管チューブの先についている胆汁を貯める袋は外れる可能性があります。
うちの息子の場合は、途中から途中から袋に貯まる量も減り、色も薄くなっていました。
この場合、胆管が詰まったり胆汁の量が減った可能性が挙げられるのですが、息子の場合ウンチの色がしっかりついているのでその点は心配ないようです。
胆管チューブよりも腸内にしっかり胆汁が出ているということですね。
その為、胆管チューブの先の袋も外してオッケーということになりました!
いままで、袋をプラプラさせながら抱っこしていたのですが、本当の意味で身軽になりました。
ちなみにチューブ自体は3ヶ月間つけっぱなしなのでどうしておくかというと、くるくる丸めてお腹にペタッと貼っておきます。
服を着せておけば本当に普通の子と変わらない見た目ですね。
3月にこの病気が発覚してから約半年。長いようであっという間だった気もします。
しかし、ようやく1つの目処が立ったような感じです。
もちろん、免疫力が低下しているのでまだまだ外出はできないですし、気をつけないこともたくさんあります。
ですが、これですこし肩の荷が降りたような気がしました。
家族3人で家に帰れる日が着実に近づいてきたと感じました。
「生体肝移植を受けた息子がついに退院!退院後の様子について」に続きます。
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