「生体肝移植を受けた息子。その後の様子について その4」にて、熱が出てビリルビンも上昇した息子。
3歩進んで2歩下がるような状況が続きますが、少しずつでも進んでいければと思います。
今回は、その後の様子について書いていきます。
ついに妻が退院!
先日、妻の退院予定日が決定したと書きましたが、予定通り退院することができました!
以前も書きましたが、ドナーの平均入院期間は14日間なのですが妻は9日間で退院と非常に早い期間での退院です。
妻の回復力も凄いのでしょうが、先生も上手に手術をしてくれたからでこそでしょう。
本当に感謝しかありませんね。
退院の日は朝10時には病室をあとにしなければいけないので荷物をまとめておきます。
その後、退院時に請求書をもらって精算をしてから息子のもとへ向かいます。
なお請求額についてですが、念のため妻の限度額認定証を用意していました。
しかし、息子の方の保険でほぼ全て対応できるようで請求されたのは手術の時の家族待機室分の1,080円のみでした。
食費くらいは請求が来ると思っていたのですが、まさかそこまで息子の保険で賄えるとは…。
息子さん!ゴチになります!
息子がミルクがさらに増えたが…
妻の退院手続きが終わり、そのまま息子のもとへ向かいました。
するとちょうど先生も来てミルクを100ccまで増やしてみましょうとのこと!
え?つい昨日80ccまで増やしたばかりですよね?
増えるのは嬉しいのですが、私たち夫婦はちょっと嫌な予感がしました。
早速ミルクの時間になったので100ccのミルクを飲ませてみたのですが、途中明らかに勢いがなくなってきました。
なんとか飲みきったので、ゲップをさせようと背中をさすります。
少しゲップが出たので安心していたら突然のマーライオンが!
今までさんざんマーライオンネタを書いてきましたが、実は私が目にするのはこれが初めて。
これまでは全て妻が経験していたので、実際に目の当たりにしたときには思わず息子の名前を叫んでしまいました…(笑)
当の本人はと言うと、吐いてスッキリしたのか、にへ~っとした笑顔を浮かべています…(笑)
うちの息子は吐いた後になぜか笑う癖があるんですよね…。
結局、ミルクはまた次の時間に飲ませることにしました。
息子の笑顔は譲れない!
息子の様子は、先日までと変わらず熱があり、ビリルビン、CRPの数値ともに高いままです。
しかし、辛そう、だるそうと言った感じはなくむしろニコニコ笑顔を浮かべています。
親としては具合が悪そうな感じではなくてひと安心といったところでしょうか。
と言うか、ここ数日わたしが毎日顔を見せているお陰かわたしの顔を見て笑ってくれるようになったんです!
あ~!もうめっちゃ可愛い~!!
時折、足をバタバタさせながら笑顔を振り撒いています。本当に熱が出ているのかとうたがうくらいです。
それがもう本当に可愛いこと可愛いこと!
むしろ妻の方を見てもあまり反応がなくて、妻が嫉妬しています(笑)
あと2週間くらいでわたしの休みは終わって仕事に戻るので、それまでの間は悪いけど息子の1番は譲るわけにはいきません!!
昼食後に一度帰宅してするも…
午前中ある程度息子と遊んだ後、一度昼食を取りに外へ出ます。
ほんとは退院後すぐにこんなものを食べては良くないのでしょうが、妻がどうしても食べたいというので向かいました。
それは、ラーメン屋です。
どうしても妻がつけ麺を食べたかったようで、病院の近くの店を妻がリサーチしていました(笑)
食べ終わったあとは一度帰宅し、妻の入院時の荷物を片付けます。
その後は妻もわたしも疲れていたせいか、少し仮眠を取って夕方前に再び息子のもとへ向かおうと思ったのですが…。
部屋を出た直後、妻の服のお腹の部分に変なシミを見つけて「ちょっと!一旦戻って!」と声をあげてすぐに戻りました。
妻も気づいてなかったようなのですが、服をめくってお腹を見てみると手術の傷から血がにじんでいました。
退院したとは言え、まだ術後2週間もたっていません。
少し無理をしすぎたのでしょう。
妻には申し訳ないですが、その日は部屋で大人しくしてもらうことにしました。
息子のもとへ戻ると…
わたし1人で息子のもとへ再度向かいます。
病室にはいると息子はまたご機嫌で足をばたつかせながらニコニコしていました。
しかし、看護師さんから連絡があり、私たちが食事をして帰宅している間に再びミルクを戻してしまったとのこと。
やはり100ccのミルクは多すぎるようです。
その後先生も来てミルクをどうするかという話になりました。
わたしとしては、ミルクの量を増やすペースが早すぎると思うので量を戻してから少しずつ増やしていきたいと伝えました。
先生も、わたしたちの意見を尊重してくださって次からは50ccに減らして慣らしていくことに。
その後のミルクの時は40ccくらいしか飲みませんでしたが、もどすことはありませんでした。
ひとまずよかった~!
熱やCRP、ビリルビンなど気になる点はそれなりにありますが、本人はニコニコしていて辛そうな感じではありません。
一時期は笑顔なんて見れないときが続いていたのでそれと比べたらかなり状態はいいと思います。
拒絶反応の形跡は今のところ無いようですし、ほんとにうまく手術をしてもらったと思います。
前と同じ言葉になりますが、少しずつ進んでいきたいと思います。
「生体肝移植を受けた息子。その後の様子について その6」に続きます。
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